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【決して忘れてはならない】 津久井やまゆり園で起きた悲しい事件を受け 暴力防止ワークショップ開催
私たちは決して忘れてはならない。
昨年の夏、津久井やまゆり園で起きた悲しい事件…「すべての人は等しく大切な存在。その人権の重さには全く違いがないこと」を伝えるために、
エンパワメントかながわができること。その報告です。
2017年3月1日・2日
相模原市内障害者福祉施設にて開催
暴力防止のためのワークショップ(ほっとプログラム)
対象:自立訓練(生活訓練)事業および就労移行訓練事業に通う利用者
15人程度の2つのグループに分け、1日1時間ずつ2回(2日間)実施<1日目>
権利とは
食べることや寝ることなど、生きていくためになくてはならないこと。
すべての人が同じように保障されていること。
そして、すべての人は、「安心する権利」を持っています。あなたにとって安心な場所って?
安心できる人って?ひとり一人の参加者の方に聞きながら、
安心ボードにシールを貼って、自分の安心を増やしていきます。次に、安心が取られる劇(お金を巻き上げられる劇)を見た後に、こんな時、何ができるかを話し合いました。
安心が取られそうになったら、「いやだ」と言っていい。
他には、誰かに相談して、助けてもらっていい。
あなただったら、誰に相談できる?
<2日目>
人と人との距離感を感じながら、
知らない人から身を護るための自己防衛の方法を実演してから、特別なさけび声をみんなで練習。
友達から他の人の個人情報を教えてと頼まれた場面。
好きな人から裸の写真を欲しいと言われる場面。2つの場面を劇で見た後に、いやな時は「いやだ」と断っていいことを学びました。
<参加者の感想>
☆もしもあぶない人がいたら逃げます。
2日間の講座は楽しかったです。学んだ事で今後は自分の身を守る
ようにします。講座でいやだと言うことが大事とわかりました。
教えて頂きありがとうございます。☆私は人の関係が時々わからなくなります。
ただ、嫌な時は「イヤだ」と言っていいとわかりました。
ありがとうございました。☆先日は身を守る講座をひらいていただきありがとうございました。
私は権利についてと人との関係についてむずかしいと思ってました。
でも、この講座でちょっとだけ、りかいできてよかったです。☆この度は講座を行って頂き、ありがとうございました。
身を守る講座を受けて自分にも様々な権利がある事を知りました。
それを侵害されそうな時は「いやだ」という事や人に助けてもらう事をして
自分の安心を守る事が大切だと学びました。☆この度はおこしいただきありがとうございました。
「いやだ」って伝える、食べる、遊ぶ、寝る権利を私も含めて人々が
もっている事を教わりました。相談にものってくれてありがとうございました。===
このワークショップは、昨年11月に開催した支援者向け講座に続き、
株式会社ファンケルの社員の皆さまの寄付からなる
「もっと何かできるはず基金」および「ファンケルグループ」のマッチングギフトをいただき、
実施することができました。