• 【2020年度活動報告】「子ども向けLINE相談の運営」について

    財団ロゴA子どもの気持ちを聴くチャット「子どもしゃべり場」を開設しました

    2020年3月、緊急事態宣言と共に学校は休校。新型コロナウイルス感染症拡大によって、私たちの生活様式は大きく変わりました。

    学校へ行きたくても行けない、友だちに会えない、テレビからは毎日「コロナは危険だ」「コロナにかかると、死んでしまう」等の報道。緊急事態宣言によって生活が困窮、感染に困惑するおとなの姿ばかりが伝えられていきました。
    常にその傍らにいる子どもたちはどんな思いをしているのだろう。子どもに寄り添い、安心を守るためにできることはないか。子どもたちが自分の気持ちを話せる場を作りたい。そんな思いでスタートしたのが、「子どもしゃべり場」です。

    連絡用ツールとして子どもたちの間にも広がっている無料通信アプリLINEを活用し、2020年4月に開設しました。


    数字で見る子どもしゃべり場2020

    実施期間:2020年4月27日〜2021年3月29日
    相談件数:701件(リピーター率 76%)

    子どもしゃべり場スタートから1か月後の5月25日、緊急事態宣言が解除。 学校が再開されたものの学校生活での戸惑い、「友だちができない」「学校が楽しくない」等、不安の声が寄せられてきました。 多くの子どもに直接「子どもしゃべり場」の存在を知ってもらうためにはどうしたらいいか。新聞記事での紹介だけでは届きません。 そこで7月、LINE友だち追加広告を活用しました。広告が配信されると、あっという間に友だちの数が増加。連動して相談件数が跳ね上がりました。

    子どもしゃべり場 月間相談件数の推移 2020年度

    子どもの年齢

    15歳、16歳、17歳が全体の50%を占め、中学生から高校生になる思春期の子どもたちが多く来ていました。

    相談に来る子どもたちの年齢 2020年度

    運営:認定NPO法人エンパワメントかながわ