• 【2016/10/30 東京新聞 掲載】 ストップ・デートDV 神奈川区のNPO法人が全国ネット来春設立

    10月30日に開催した「さかえgirls day2016」の前に、
    今後の取組について取材を受け、
    東京新聞に掲載されました。

    以下 東京新聞(TOKTO Web) より

    ◆「活発に情報交換、支援の向上図る」
     恋人間で身体的・精神的・性的暴力をするデートDV(ドメスティックバイオレンス)の相談や、予防啓発講座を開いているNPO法人エンパワメントかながわ(横浜市神奈川区)が、デートDVに関わる活動をする団体の全国ネットワーク設立の準備を進めている。事務局長の池畑博美さんは「デートDVの啓発は標準がなく、各団体が独自に取り組んでいるのが現状。情報交換を活発にして支援の向上につなげたい」と意気込んでいる。 (志村彰太)


     設立は来年三月を予定。エンパワメントかながわが中心となり、現在は全国の団体数や活動実態を調べている。
    池畑さんは「私たちの相談ダイヤルには全国から電話がかかってくる。全国ネットがあれば、円滑に相談者の最寄り団体を紹介できる」と語る。


     エンパワメントかながわは二〇〇四年に創設。子ども対象に劇などを通して人権を教え、いじめや誘拐、性暴力に遭わないよう呼び掛ける「CAP(キャップ)プログラム」と、中学生から大人にデートDVの事例や対応法を教える事業の二本柱を掲げる。
     池畑さんは「CAPは国内の認定資格があり、講座が標準化されているが、デートDVは各団体が模索しながら啓発・防止活動をしている」と話す。池畑さんらはCAPの実績を基に、デートDVの予防プログラムを独自に考案し、普及させようと年間百回以上の講座を開いている。


     「加害者側にアプローチするか、被害者側の視点で活動するか、それぞれ団体のやり方が異なる」(池畑さん)ため、全国ネットを設立しても資格創設や啓発方法の標準化はしない。これまで団体間の交流が少なかったため、情報交換と円滑な連携を目指す。

    <引用>