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2015/12/6 東京新聞 「お金の地産地消」協力を 地域に役立つ寄付募る
「あなたは大切な人」と伝えたい! 中学生向け暴力防止プロジェクト
事業支援しきん「あとおし」での取り組みが2015年12月6日付の東京新聞で紹介されました。
<以下 本文を転載>
地元地域に役立つ寄付をしたい川崎市民と、活動資金を募りたい市民活動とを結ぶ「あとおしドネーション(寄付)パーティー」が5日、川崎市中原区のユニオンビルで開かれた。この結びつけを目的に今年5月発足した一般財団法人「かわさき市民しきん」が主催。初回ながら40人余りの市民が集まり、寄付を募る4団体が事業内容や夢を披露して賛同をお願いした。 (山本哲正)
認定NPO法人エンパワメントかながわ(横浜市神奈川区)は、暴力を受けず安心して生きる権利がすべての子にあると伝える中学生向けワークショップや、思春期の子どもたちの話を聴くスキルを磨く大人向けの体験講座などを組み合わせた「暴力防止プロジェクト」を説明した。
阿部真紀理事長は、川崎市川崎区の多摩川河川敷で二月、中学一年の上村遼太さん=当時(13)=が殺害された事件を受けて、川崎の中学生にこそ実施したい思いを強めたと言い、河川敷に供えられた花束をスクリーンに映し「花束のほかにも、あなたにできることがあります」と訴えた。
ほかに、障害のある人の就労体験機会を拡充するNPO法人ピープルデザイン研究所(東京都渋谷区)、小中高校生のキャリア教育プログラムを提供する認定NPO法人キーパーソン21(中原区)が登壇。在日コリアンの生活史の映像制作をする、かわさきの在日高齢者と結ぶ2000人ネットワーク(川崎区)はビデオで発表した。寄付は受け付けていないが、ごみ拾い活動の参加者を募る「グリーンバード川崎駅チーム」の活動発表もあった。
かわさき市民しきん代表理事の広岡希美さんは「市民のお金が、地域で必要とされる活動に使われる、『お金の地産地消』を目指す。今回集まった関心ある皆さんに、この活動を広めてほしい」と話していた。
寄付は、事業名を明記した郵便振替などで。詳細の問い合わせは、かわさき市民しきん=電044(873)4586=へ。