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「子どもしゃべり場 コンテクスト解析 報告」~LINE子どもしゃべり場より
コロナ禍、“子どもの気持ちを聴くチャット”としてスタートした「子どもしゃべり場」は、2021年度も継続して開催してきました。
さまざまな問題や悩みを抱える子どもたちと繋がるきっかけになりました。何より安心して話せる場、バーチャルな居場所は文字だけの世界です。私たちが発信している言葉、そして子どもたちが発信する言葉に注目し、それを抽出、分析をしたのがこの報告です。文責:宮岡美帆乃
<しゃべり場スタッフの感想>
・気持ちの言葉を抽出してみると、相談を受けているときの印象よりもたくさんの言葉が出てきて、子どもたちは感じた気持ちを表現できる力をもっているということ、おとなのかかわり次第でそれを表現できるということを感じて、私ももっと子どもたちの気持ちを聴けるようになりたいと思いました。・これだけ気持ちにフォーカスしたり、エンパワメントの言葉をかけたりできる場はそうないなと改めて思いました。
相談者の言葉で圧倒的に多かったのが「ありがとう」という言葉であることからも、子どもたちが求めているのはありのままの自分を認めてもらえることで、しゃべり場がそういう場になれていることが嬉しいなあと思いました。・どんな気持ちの言葉もあたたかく受け止め、相談者がを話しやすい場所を作っていることがわかりました。
・「死にたい」「自分なんか死ねばいい」と自身の命を軽んじた言葉などは、数の少なさから表に出ないが、相談員の「あなたは大切な人」等の言葉に気持ちを少しづつ整理し、真の問題や、自身の大切さに気付き、少しづつ言葉の端々に命の重みを感じる様子が現れて行った。エンパワメントが語彙の力にで働きかけられたことが改めて分かった。また、どのような語彙が相談者に分かりやすいのかも同じように
整理された。主催:認定NPO法人エンパワメントかながわ
本事業は日本財団2021年度助成事業「子どもの権利がわかる大学生の育成及び子どもの権利啓発」によって実施します