• <掲載されました>デートDV防止へ啓発 朝日新聞横浜版

    「別れたら死んじゃう」は愛じゃなくて暴力 デートDV防止へ啓発 11月13日付 朝日新聞 横浜版に掲載

    11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間。横浜市に協力し、エンパワメントかながわの学生ボランティア発案したデートDV防止を啓発する画像が今年も配信されています。
    「異性と話さないで」「別れたら死んじゃう」。それは愛じゃない。暴力だ――

    Instagram加え、 みなとみらい線みなとみらい駅 のホームに設置されたデジタルサイネージ(映像表示装置)を使って啓発の情報を発信しています。

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    【神奈川】「異性と話さないで」「別れたら死んじゃう」。それは愛じゃない。暴力だ――。そう訴えるデジタルサイネージが、みなとみらい線みなとみらい駅(横浜市西区)などに現れた。「デートDV」と呼ばれる交際相手からの暴力をなくそうと、横浜市が掲出している。12~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間。

     デートDVは、交際相手からの殴る蹴るといった身体的暴力や、暴言など精神的いやがらせ、同意のない性的行為を指す。相手の携帯電話を勝手に見たり、デート費用を負担させたりする行為も含まれる。内閣府の2020年の調査では、女性の16・7%、男性の8・1%が被害に遭った経験があると答えている。

    横浜市の取り組みには、デートDV防止に取り組んできたNPO法人「エンパワメントかながわ」(横浜市神奈川区)が協力。阿部真紀理事長によると、相談件数は年々増加傾向にあり、特にLINEによる受付を始めた昨年は、10~30代の相談が従来の2~3倍に増えたという。

     男女共同参画センター横浜(戸塚区)も10月、LINEを活用した無料相談を、市内在住の10~20代を対象に試験的に行った。11日間で約30件の相談を受け付け、多くが束縛などの精神的暴力を訴えたという。

     こうしたことも背景に、市は12日から、市内に住む10~30代の男女に向けてインスタグラムを通じたメッセージ配信を始めた。「怖い、嫌だと感じたら、デートDVという名の暴力かもしれない」などと注意喚起することで、気づきを促し、早期支援につなげようとしている。

     市男女共同参画推進課の倉田真希課長は「デートDVは加害側も被害側も暴力だということに気づきづらい。交際していて怖い、つらいと感じることがあれば、一人で悩まず相談してほしい。友達や家族からの相談も受け付けています」と話す。(松沢奈々子)
    (引用)https://www.asahi.com/articles/ASPCD74RVPCCULOB00G.html