当団体の暴力防止の活動から見えてきたデートDVの実態を発信している「デートDV白書」。2024年９月にVOL12を発行いたしました。

エンパワメントかながわがこれまでに培ってきた、人権を伝え、気持ちを受け止め、その人のできていることにフォーカスする手法を、「エンパワメント・メソッド」と名付け、チャット相談データを解析することで、その効果を検証しました。

エンパワメント・メソッドとは

暴力を防止するために、「暴力はダメ、いけません」という禁止の言葉ではなく、「あなたは大切な人。どん
な理由があっても、暴力を受けていいはずがない」という人権を伝えていくことでいいということを、これま
で出会った子どもたちが教えてくれたということです。
そして、エンパワメントかながわは、2011 年から「デートDV110 番」という相談事業を始めました。こ
の窓口は、2020 年度から相談員をリモート化し、チャット（文字による）相談も始めました。
電話相談も、チャット相談も、日本中にいるリモート相談員が受ける体制を築きましたが、この相談事業の
なかでも、この理念を活用し、「人権」「エンパワメント」「人と人とのつながり」を伝え続けています。
これが「エンパワメント・メソッド」です。

エンパワメント・メソッドの有効性を検証する

2022 年、自然言語解析のエキスパートである群馬大学の鳥飼さん、相談対応については長年の経験を持つ
長安さん、このチャット相談システムの開発者であるイデアリスタの中島さん、そして相談員のチームが、
これまで蓄積したチャット相談データを活用し、エンパワメント・メソッドの有効性をどう検証するか話し
合いを重ねました。第二章では検証の結果を報告しています。

　　内容は以下の通りです。

＜A4サイズ：36ページ　　　リリース：2024年9月＞
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＜お問合せ＞
エンパワメントかながわ事務局まで。
電話　０４５－３２３－１８１８