デートDV予防プログラム
中高生にとって身近な問題である「デートDV（恋人間の暴力）」をテーマとして、自分自身を大切にすること（人権）を伝え、人と人とが暴力のない対等な関係であるために、お互いの気持ちを尊重しあえるコミュニケーションを学びます。
10代のうちに「デートDV」について予防・啓発することによって、DVという社会問題を減少に導くことを目的とし、2004年からエンパワメントかながわが独自に開発しました。
どこにでもありそうな恋人同士の会話を題材として、深刻なイメージのあるDVというテーマについて、ワークショップ形式で楽しく進めながら、恋人同士の間でも暴力が起こりうることを知り、できることを伝えていきます。
対象は高校生や大学や専門学校の学生など、クラス単位で学校の授業の中で開催します。 教職員や保護者対象のおとな向けも実施しています。
ワークショップ
デートDV予防プログラムで提供しているワークショップのご紹介です。
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中学向けワークショップ
中学生は心身ともに急成長する時期であり、自分自身のことはもちろん、自分以外の人との関係を結んでいく上でも「人権」について学ぶことは大切です。
中学生にとって身近な問題である「デートDV」をテーマに「暴力とは何か」を考えます。
一人ひとりがとても「大切な人」であること、「自分らしく生きていっていい」ということを伝えます。特徴
中学生の発達段階に合わせたワークブックを生徒一人ひとりに配布
あふろっきー（オリジナルのキャラクター）が登場するワークブック（A5版/フルカラー/12ページ）に記入しながら進めます。
パワーポイントを使って大事なポイントを押さえて進行
一方的な講演会ではなく、寸劇を見て、手元のワークブックに自分の考えや感じたことを記入しながら楽しい雰囲気の中で進めます。
参加することによって、一人ひとりの中に気づきを起こし、行動の変容（暴力にあわない・暴力をふるわない・暴力を見て見ぬふりをしない）につながることを促します。
ワークショップの内容
プログラムの進行とワークブックとパワーポイントの使用法
ワークブック パワーポイント資料 １．人権 人権について考えてみよう
それぞれ自分の考えた「権利」を記入し、意見を発表する出てきた意見を入力し、生徒の意見にコメントを加える。 ２．暴力 人権を侵害するものが暴力
種類別に記入し、発表する出てきた意見を入力し、暴力の種類別に、生徒の意見にコメントを加える。 暴力を受けた時の気持ち自分がもしも暴力を受けたら、どんな気持ちになるか想像し、記入し発表する 顔のアニメーションで表情を例示し、出てきた意見を入力し、コメントを加える。 ３．自分と人との「心の距離」
自分を中心の円にたとえ、周囲の円の中に友人、家族、先生など、自分とかかわりのある人との心の距離感を記入する。友だち、家族、先生、恋人の順に生徒に問いかけ、それぞれを自分から見てどの位置においているか考える時間を取る。 ４．登場人物の気持ちを想像してみよう
漫画で実演する劇の内容が記載されている。劇の設定の説明
スタッフによる劇の実演５．二人の気持ちを考える
カレシの気持ち、カノジョの気持ちをそれぞれ考えて記入し、発表する。生徒から出たそれぞれの気持ちを入力し、生徒の意見を読み上げる 二人の関係性を円で示し、どのような関係に見えたか挙手によって意見表明をする。その上で、なぜそれを選んだのか発表してもらう。 ６．デートＤＶって
暴力の種類とサイクルの説明恋人同士の間で起きる暴力のパターン
暴力の種類別のイラスト
デートＤＶのサイクル７．「デートＤＶを受けているかも？」と思った時に 被害を受けている人へのメッセージ 暴力に対してできること
被害を受けたとしてもその人は悪くない
相談先の紹介被害を受けている友だちがいた時にできること 生徒の意見を入力し、コメントする。 自分にできそうなことを考え記入し、発表する。 話の聴き方 スタッフによるロールプレイ
「暴力を受けていい人はいない」メッセージ８．まとめ
自分のほっとするとき、ちょっといいなと思う時、自分の選びとってきたもの、自分らしさをそれぞれ個人で考え、記入する。考える時間を十分取る。
記入したものは発表しない。
「自分自身を大切にしていい」メッセージ９．あなたへのメッセージ あなたはあなたのままでいい アンケート記入 - 実施単位：100名程度（40人程度のクラス編成で2～3クラスずつ）
- 時間：90分～100分（終了後に個別相談30分程度）
- 講師：エンパワメントかながわスタッフ
料金
1クラス（定員40〜120名） 50,000円 （交通費別途）
お申込み・お問い合わせ
高校生向けデートDV予防ワークショップのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
お申し込み・お問い合わせ -
高校生向けワークショップ
高校生対象にクラス単位で実施します。
時間は100分で、 1時限（50分）を2回、または100分を1回のどちらの形でも実施できます。
各回ともエンパワメントかながわスタッフ3名がクラスに入ります。
ワークショップ終了後には個別の相談時間（”トークタイム”）を持ちます（30分程度）。ワークショップの内容
前半（50分）デートDVについて
時間 形式 内容 10分 講義 導入、暴力と人権について 10分 グループワーク 自分の気持ちを考えてみる 5分 動画 デートDVかもしれない？ 10分 グループワーク 登場人物の気持ちを考える 10分 講義 デートDVの定義、種類と特徴 5分 講義 もし被害にあったらできること 後半（50分）コミュニケーションについて
時間 形式 内容 5分 講義 振り返り 5分 寸劇 スタッフによる寸劇「高校の門の前」 5分 グループワーク シナリオの中にDVを探す 10分 講義 コミュニケーション（気持ちを伝える）について 10分 グループワーク シナリオを書き換えて対等な関係に変える 10分 発表 各グループから発表 5分 講義 まとめ 料金
1クラス（定員40名）あたり 40,000円 （交通費別途）
お申込み・お問い合わせ
高校生向けデートDV予防ワークショップのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
お申し込み・お問い合わせ -
大学生向けワークショップ
大学や短大、専門学校などの講義の中で開催しています。時間は90分（1回）。参加者の人数は200人位まで可能です。
ワークショップの内容
時間 形式 内容 10分 講義 導入、暴力と人権について 10分 グループワーク 自分の気持ちを考えてみる 5分 寸劇 スタッフによる寸劇「彼の車の中」 10分 グループワーク 登場人物の気持ちを考える 10分 講義 デートDVの定義、種類と特徴 10分 講義 もし被害にあったらできること 5分 グループワーク シナリオの中にDVを探す 10分 講義 コミュニケーション（気持ちを伝える）について 10分 グループワーク シナリオを書き換えて対等な関係に変える、又は、友達としてできることを考える 5分 発表 各グループから発表 5分 講義 まとめ 料金
参加者の人数 ワークショップ料金 スタッフ人数 50人程度まで 40,000円＋交通費実費 3～4人 100人程度まで 60,000円＋交通費実費 4～5人 200人程度まで 80,000円＋交通費実費 6～7人 お申込み・お問い合わせ
大学生向けデートDV予防ワークショップのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
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教職員向けワークショップ
デートDV（恋人間の暴力）について、その特徴と実態を理解し、防止のための方策を考えていきます。高校などの教職員対象で、定員はありません。 時間は90～150分となり、『エンパワメントかながわ』のスタッフ3名で実施します。
ワークショップの内容
- 【1】デートDVについての現状を知る。（調査結果や、事例など）
- 【2】高校生向けデートDV予防ワークショップ模擬体験（一部抜粋）
- (1)人権侵害としての暴力
- (2)ロールプレイ（どこにでもありそうな恋人同士の会話から考える）
- (3)デートDVの定義と種類、DVのサイクル
- (4)もしDVの被害にあったらできること
- (5)対等なコミュニケーションを考えるグループワーク
- (6)まとめ
- 【3】暴力の構造について
DVや虐待、いじめなど暴力の関連と、その連鎖を断ち切るためにできること
- 【4】デートDVを予防・防止していくために教職員や保護者としてできること
- (7)デートDVを発見した際の対応方法（気持ちを聴く）
- (8)地域との連携（相談機関の紹介）
- 【5】まとめ
おとなとして自分自身の人権を守り、人と人とが互いに尊重できる社会をめざすためにできることを考える
料金
40,000円 交通費別途
お申込み・お問い合わせ
教職員向けデートDV予防ワークショップのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
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保護者向けワークショップ
デートDVをより早期に発見し、適切な対応を行うためには保護者からの支援は欠かせません。
一人でも多くの保護者の方にデートDVについて知っていただき、その支援の輪を広げるために「保護者向けデートDV予防ワークショップ」を実施しています。
保護者を中心に高校生などに関わるおとな（保護者や地域の方々など）を対象に、定員はありません。
時間は、90～150分。エンパワメントかながわスタッフ3名で実施します。ワークショップの内容
- 【1】デートDVについての現状を知る。（調査結果や、事例など）
- 【2】高校生向けデートDV予防ワークショップ模擬体験（一部抜粋）
- 【3】暴力の構造について
DVや虐待、いじめなど暴力の関連と、その連鎖を断ち切るためにできること
- 【4】デートDVを予防・防止していくためにおとなとしてできること
- (1)デートDVを発見した際の対応方法（気持ちを聴く）
- (2)地域との連携（相談機関の紹介）
- 【5】まとめ
おとなとして自分自身の人権を守り、人と人とが互いに尊重できる社会をめざすためにできることを考える
料金
40,000円 交通費別途
お申込み・お問い合わせ
保護者向けデートDV予防ワークショップのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
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