CAPプログラム
CAP(キャップ)とはChild Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとった略称です。1978年アメリカで誕生し、日本では、1995年にCAPを実践する専門家である「CAPスペシャリスト」を養成する講座が開催されたことにより、本格的に提供が始まりました。
子どもたちに「安心(あんしん)」「自信(じしん)」「自由(じゆう)」の権利があることを伝え、あらゆる暴力から自分で自分の身を守るために何ができるかについてロールプレイを交えながら考えていきます。
プログラム
CAPで提供しているプログラムのご紹介です。
子ども向けワークショップを実施する際、おとな向けワークショップを実施することが前提です。
-
就学前プログラム
3歳から6歳の就学前の子どもが対象のCAPプログラムです。
小学生プログラムを基本に、子どもたちが怖がらないで楽しく参加できるよう、絵や歌・人形などを使いながら、就学前の子どもたちが理解しやすい工夫を凝らしています。
1日約30~40分ずつ3日間で行います。ワークショップの内容
定員15人
日程全3日(30~40分/1日×3日間)
1日目 2日目 3日目 (1)けんりについて(「あんしん」「じしん」「じゆう」)(2)子ども同士のいじめのロールプレイ(シャベルをとりあげる)知らない人からの誘拐(人形劇)…簡単な自己防衛法や特別な叫び声など (1)子ども同士のいやなさわり方
(くすぐりのロールプレイ)(2)知っている人からのいやなさわり方
(性暴力のロールプレイ)(3)先生に話すロールプレイ料金
1クラス 30,000円 交通費別途(定員:15人/3日間)
お申込み・お問い合わせ
CAP就学前プログラムのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
お申し込み・お問い合わせ -
小学生プログラム
すべての子どもたちが安心して自信を持って自由に生きていく権利があることを伝え、いじめ・誘拐・性暴力から自分の身を守るために「いやだと言ってもいい」「逃げてもいい」「相談すること」など具体的できることを子どもたちと一緒に考えていきます。
ワークショップ(参加型学習)形式で行いながら、子どもたちが共に考え、それぞれの意見を尊重しながら進めていきます。担任の先生も参加していただきながら、クラス単位で学校の授業時間内に実施します。ワークショップの内容
1回 約60分 (1)導入 権利について(誰もが持っている権利「安心」「自信」「自由」) (2)ロールプレイ ・子ども同士の暴力(いじめのロールプレイ)
・知らない人からの暴力(誘拐のロールプレイ)
・知っている人からの暴力(性暴力のロールプレイ)(3)結び 信頼できるおとなへの相談(先生に相談するロールプレイ) 料金
1クラス 20,000円 交通費別途(定員:40人)
お申込み・お問い合わせ
CAP小学生プログラムのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
お申し込み・お問い合わせ -
中学生暴力防止プログラム
すべての人が持つ権利(基本的な人権)として、「安心」「自信」「自由」の3つの権利を伝え、いじめ、性暴力、体罰、自分らしさなどのテーマについて、子どもたちと一緒に考えるプログラムです。
ワークショップ(参加型学習)形式で行い、参加者が共に考え、それぞれの意見を尊重し、進んでいきます。担任の先生も参加していただきながら、クラス単位で学校の授業時間内に実施します。ワークショップの内容
1日目:100分 2日目:100分 (1)暴力の定義と権利(基本的人権)について(2)知らないおとなからの性暴力(バスの中の痴漢モノローグとロールプレイ)
自己防衛法 同性愛の偏見について(3)いじめ(お金をまき上げられるモノローグとロールプレイ)(1)体罰および男らしさ、女らしさ(親からの体罰のモノローグとロールプレイ)(2)動いて選択(自分の意見を選んで動くアクティビティ)(3)知っている人からの性暴力(中学三年以上は恋人からの性暴力)
知っている人からの性暴力ロールプレイ(4)気持ちを話す、聴く練習料金
1クラス 35,000円 交通費別途(定員:1クラス40人)
お申込み・お問い合わせ
CAP中学生暴力防止プログラムのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
お申し込み・お問い合わせ -
おとなワークショップ
いやなこと、こわいことがあった時、その気持ちを「おとなに話してね」とCAPでは子どもたちに伝えています。おとなワークショップでは、子どもが大切な自分を守るために子どもの周りにいるおとなができることを共に考えます。
子どもワークショップの模擬体験をしながら、「子どもの話を聴く」ということが大きなテーマとなります。
子どもワークショップを開催の場合は必ず、おとなワークショップの実施をお願いしています。おとなワークショップ単独の開催も可能です。保護者対象、また、教職員対象で行うこともできます。ワークショップの内容
対象 所要時間 内容 保護者、教職員、地域の方
ワークショップ(参加型学習)形式
定員の制限はありません
120分 - CAPの成り立ち(講義)
- 子どもへの暴力とは(講義とワークショップ)
- 子ども向けワークショップの模擬体験
- CAPの3つの理念(人権意識、エンパワメント、コミュニティー(講義とワークショップ)
- 子どもが暴力にあった時の話の聴き方(ワークショップ)
料金
30,000円 交通費別途(120分/定員はありません)
お申込み・お問い合わせ
CAPおとなワークショップのお申込みをお考えの方、または問い合わせたいことがある場合は、以下のメールフォームよりご連絡下さい。
お申し込み・お問い合わせ